ドイツとの国境に近いフランス北東部の小さな村、ベッチドルフ。
その昔、この村を繁栄させることができたもの、それがベッチドルフ焼きと呼ばれる陶器です。
ベッチドルフの紋章に陶器の絵が描かれているほど、この村にとってとても大きな役割を果たしていると言えます。
16世紀にドイツ人陶芸家が村へ移り住み、せっ器の作り方を教えたことから歴史が始まったと言われています。
また、ベッチドルフのとても近くに位置する、もう一つの陶器作りが盛んな村、スフレンハイム。
この二つの村で作られる陶器はフランスのアルザス地方にちなんで”アルザス陶器”と呼ばれています。