ARABIA Year Plate Kalevala Raija Uosikkinen/アラビア イヤープレート カレワラ ライヤ・ウオシッキネン フィンランド 北欧ヴィンテージ食器 インテリア

北欧を代表する陶器メーカーのひとつ、フィンランドのARABIA/アラビア。
1976年から1999年まで、フィンランドに伝わる神話”カレワラ”をモチーフに毎年一枚イヤープレートが作られました。
フィンランドの独特な伝説や伝承を19世紀に医師のエリアス・リョンロートによって民族叙事詩としてまとめられたものが”カレワラ”です。
音楽や絵画、文学などさまざまな分野に絶大な影響を与え、フィンランド語文学の中でも最も重要な古典のひとつとされています。

カレワラシリーズを手掛けたのはRaija Uosikkinen/ライヤ・ウオシッキネン。
1947年から1986年に引退するまで、約40年間に渡ってアラビアでパターンデザイナーとして活躍しました。
“Ali/アリ”や”Filigran/フィリグラン”といった繊細な線が織りなすエスニックなパターンのシリーズから、”Emilia/エミリア”シリーズのように絵本のような可愛らしいパターンや果物をモチーフにした”Pomona/ポモナ”のようにポップなタッチのシリーズなど、実に様々な作風のシリーズを手掛けました。
1978年から1983年にはカレワラのように毎年一枚ずつ作られたクリスマスプレートも手掛けました。

カレワラシリーズは全50章からなる叙事詩カレワラのストーリーの一コマを描いています。
素朴で独特な世界観をライヤ・ウオシッキネンらしいユニークなタッチで見事に表現しています。
ストーリーに登場する数々のキャラクターたちのなんとも言えない表情がまた可愛らしいです。
プレートの裏面にはフィンランド語、スウェーデン語、英語の三カ国後でストーリーの内容が記されています。
全部で24枚制作されたシリーズですが、窯の故障やフィンランド経済の不況などによって製造数が減ってしまったり…特に製造数が少ない年のものは他の年に比べて価値が上がっています。

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