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「木のおもちゃの村」と呼ばれるドイツ東部のエルツ山地にある村、ザイフェンでくるみ割り人形やパイプ人形などの木製おもちゃを製造するメーカー、Christian Ulbricht/クリスティアン・ウルブレヒト。
16世紀には人の形をしたくるみ割りが存在していたといい、現在良く知られている形のくるみ割り人形は1870年にヴィルヘルム・フリードリッヒ・フュヒトナーがろくろ技術を用いて作り始めたものが元となっています。
人形の背中に付いたレバーを上げ下げし、がっしりと大きな顎でくるみを割るという仕組みは現在でも受け継がれています。
クリスティアン・ウルブレヒトの製品は丁寧に作られたクオリティーの高い製品で、持つとずっしりと重みを感じます。
こちらの人形は村の行商人をモチーフにした、スタンダードなサイズ。
もしゃもしゃの髪と髭姿ととんがり帽子がかわいらしい♪
手に持ったトレイや壺のような小道具にもとても細かな仕事ぶりが伺えます。
大人でもほっこりとあたたかい気持ちにさせてくれるような人形です。
ヴィンテージ品のため、経年や使用に伴う細かな擦れがございますが、大きなダメージはございません。
もともとはクリスティアン・ウルブレヒトの父オットーが1928年に設立した「Otto Ulbricht-Werkstätten für feine Holzarbeiten und Spielwaren」という会社が始まりでした。
品質、デザイン性共に高いクオリティーで会社は発展し、1936年のパリ万博では出展作品の『子供部屋の時計』と『聖歌隊』が金賞を受賞する程でした。
しかし、その後の第二次世界大戦のによりドイツが東西に分裂してしまったのを機に、オットーは全てを捨て家族と共に西ドイツに亡命。
そして西ドイツの地で再び工房を構え、1968年には息子のクリスティアンが後を継ぎ、ドイツの東西が統一された1990年にはザイフェンにあった父の会社の買収に成功し、再びザイフェンでの製造を始めました。
こうしてウルブレヒト家の情熱は受け継がれ、現在でも子どもから大人までを魅了する心あたたまる木のおもちゃを作り続けています。
ドイツの木のおもちゃは東ドイツのザイフェンが有名なはずなのに、なぜ足の裏の刻印にはW.Germanyとあるのかは、このような歴史があるからなんですね。
【サイズ】W 14cm D 15cm H 40cm
【材質】木製
【配送方法】ヤマト宅急便 100サイズ
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