米タイム誌が「20世紀最高のデザイン」に選んだ椅子、イームズプライウッドチェア。
このチェアが誕生したのは、今から遡ること約70年前の1946年。
当時はまだ建築用の資材として使われていたプライウッドをイームズ夫妻は家具に応用させて、手頃で高品質、そして大量生産ができるチェアを作り上げました。
“ラウンジチェアウッドレッグ(Lounge Chair Woodleg)”の頭文字を取った名前のチェア、LCW。
ゆったりと座れるように座面は低く、また、座面と背板が広く設計されています。
身体にフィットさせるように成型された、絶妙な曲線を描くフレーム。
5枚のプライウッドで構成されており、それぞれがゴム製のショックマウントを挟んで組み立てられています。
そのため、プライウッドの特有のしなりに加えて適度な弾力性が生まれ、座り心地をアップさせています。
いつまでも色褪せることのない、モダンデザインのアイコンのひとつです。