ニールンドの手から生まれたのは彫刻作品のように美しく繊細でありながら、使うものに寄り添うことが出来るような懐の深いもの。
そんな師であるニールンドの技術やデザインを踏襲しながらも、釉薬の表情をさらに追及し、より自由な感性によって作品を生み出したスタルハネ。
どちらも中国や日本の陶磁器から大きな影響を受けたと言われています。
特に、中国宋時代の福建建窯で作られた、窯変によって自然にできた斑紋を兎の毛のように見立てた「兎毫蓋(とごうさん)」、日本では「曜変天目(ようへんてんもく)」「禾目天目(のぎめてんもく)」と呼ばれる焼物からの影響が強く見られる作品が多くあります。