Yamanaka Kumiki Works Wooden Puzzle/山中組木工房 玉入れ組木 マス組木 山中成夫 柳宗理 伝統工芸品

釘を使わずに木と木をさし合わせて組み上げる、社寺建築にも使われる日本の伝統技法『指物』。
指物は神奈川県・小田原市の伝統工芸品『箱根細工』のひとつにも分類されています。
その小田原の地で明治20年ごろ、『山中組木工房』を創めたのが山中常太郎です。
寄木細工の指物技術を習得した山中常太郎は、組木細工の原点とも言われる、江戸時代に使われた「知恵木」や「知恵板」と呼ばれる遊具や、指物の技法にヒントを得て、その技術を独自に発展させました。

山中組木工房の組木細工とは無垢材から切り出された木片を釘を使わず組み立てられた玩具で、木製の立体パズルのようなものです。
1970年の大阪万博では四代目山中成夫氏が出展した作品が岡本太郎の目に留まり、「崩さなくても　組立てられなくても　そのままで美しい　神秘の細工」という言葉を残したそうです。
また、イタリア出身のデザイナー、ブルーノ・ムナーリに山中組木を紹介された柳宗理は組木細工をいたく気に入り、自らパッケージのデザインを申し出たというほど。
山中組木の高い技術力と独自の造形性は日本だけでなく、海外でも高い評価を受けました。

WEBでのご紹介にあたって、可能な限り詳細をお伝えできるよう努めておりますが、当店での取り扱い商品は、ビンテージ品、ユーズド品の為、経年による状態の風合いや質感などの全てがお伝えできない部分がある場合がございます。WEBでの購入を検討されているお客様で、その他の詳細をご希望の方はお気軽に問い合わせください。