赤い玉が木柱に閉じ込められた作品は、”玉入れ組木”。
通称”赤玉”と呼ばれる、山中組木の代表作のひとつで、四代目山中成夫氏が手掛けました。
漢字の井の字のようにも見えるフレームの中に真っ赤な玉がぽつんとアクセントになり、また、見る角度によっても立体感や雰囲気の変わる作品です。
木柱のフレームのみの作品は、”マス組木”。
こちらはなんと、柳宗理がデザインし、四代目が完成させたという作品。
本来は内側に更に木片が重なるようなパーツがあるはずなのですが、こちらは残念ながら欠品してしまっています。
しかし、山中組木の雰囲気は十分味わえるのではないでしょうか。
インテリアとして飾って楽しむもよし、解体してまた組み立てて…パズルとして楽しむもよし。
山中組木工房は2013年以降、生産が終了してしまい、どの作品も今では大変貴重なものとなっています。
ぜひこの素晴らしい組木の技術を手に取って味わってみてください♪